Anacondaの仮想環境を作成して使えるようにする。

前回に続いて、Anacondaの仮想環境について。。

 

いろいろなコマンドがあるので備忘録。。。

 

 

 

1.現在の私の環境

管理者としてconda infoコマンドを実行していきます。

C:\WINDOWS\system32>conda info
Current conda install:

               platform : win-64
          conda version : 4.2.9
       conda is private : False
      conda-env version : 4.2.9
    conda-build version : 2.0.2
         python version : 3.5.2.final.0
       requests version : 2.11.1
       root environment : C:\Program Files\Anaconda3  (writable)
    default environment : C:\Program Files\Anaconda3
       envs directories : C:\Program Files\Anaconda3\envs
          package cache : C:\Program Files\Anaconda3\pkgs
           channel URLs : https://repo.continuum.io/pkgs/free/win-64/
                          https://repo.continuum.io/pkgs/free/noarch/
                          https://repo.continuum.io/pkgs/pro/win-64/
                          https://repo.continuum.io/pkgs/pro/noarch/
                          https://repo.continuum.io/pkgs/msys2/win-64/
                          https://repo.continuum.io/pkgs/msys2/noarch/
            config file : None
           offline mode : False

 です。

anacondaの便利コマンドはまた別のページにまとめておこうと思います。

 

2.仮想環境の確認

conda info -eというコマンドで現在の環境すべてが確認できます。

C:\WINDOWS\system32>conda info -e
# conda environments:
#
root                  *  C:\Program Files\Anaconda3

 私は仮想環境はなく、root環境しかないので、このようになりました。

 というわけで、無駄に重複することなく仮想環境を作って行けそうです。

 

3.仮想環境の作成

仮想環境を作る方法はいくつかあります。

3.1.仮想環境だけを作る
conda create -n 環境名

-n を --nameにしてもできるみたいですが、長いので、、、非推奨というやつです。

これだとpythonもインストールされていない環境が出来上がります。

というわけで、同時にpythonもインストールしてしまいましょう。

 

3.2.仮想環境と一緒にpythonやライブラリのインストールもする
conda create -n 環境名 python
または
conda create -n 環境名 python=バージョン
ついでにほかのライブラリも入れた例
conda create -n 環境名 python=3.6 numpy=1.12.1

途中でこのライブラリで作成しますがいいですか?と聞かれるのでOKなときはyを入力してEnterです。

始めからライブラリが自分のAnacondaにあるときはダウンロードされませんが、ないときは自動的にダウンロードされちゃうみたいです。

ここですべてをインストールできなくても、あとからインストール

 

3.3.Anacondaにある全部のライブラリを仮想環境にインストールする
conda create -n 環境名 anaconda

 こちらについては、Anacondaにある仮想環境を保存、複製とかする、、、という記事で詳しく書くことにします。。。。

 

4.作成されたことの確認

conda info -e コマンドでできたことを確認しましょう。。。。

 

5.仮想環境の起動・終了

5.1.起動

仮想環境は作っただけでは使えません。。。

作った環境を起動させましょう。

 

MacOSのとき
$ source activate 環境名

Windowsのとき
C:(省略)>activate 環境名

 

うまく実行されなかったり、起動した後でpythonと書いても実行できないときは、一度コマンドプロンプト(ターミナル)を起動しなおすとうまくいくことがあります。

起動できていた場合、conda info -e でアスタリスクの位置が変わっているので、確認してみてください。

 

5.2.終了

起動した仮想環境は、コマンドプロンプト(ターミナル)を閉じるか、以下を実行すると終えることができます。

MacOSのとき
$ source deactivate

Windowsのとき
C:(省略)>deactivate

ちなみに、deactivateだけをすると、ターミナルを閉じるまでpythonコマンドを認識してくれないこともあるみたいです。

 

6.ライブラリのインストール

Anacondaを使う場合、ライブラリのインストールをするときにpipとcondaコマンドの2つのパターンがありますが、混同するとライブラリを壊してしまうことがあるようです。。。。

私は混同して使っていました。。。。

でも噂ですので、、、、 

 

 

終わり・。・